この記事は サーマルプリンタの活用(R 編) 及び サーマルプリンタの活用(平文の出力編) の Appendix です。

サーマルプリンタで はESC/POS コマンドを利用した方法や、lpr コマンドを利用して PDF 形式を印刷する方法について説明を行った。 この文書では補足として、

印刷可能範囲

  • 上部マージン: 15 mm
  • 左右マージン: 4 mm (サーマルロール設置時のズレにより多少異なる)
  • 印字可能幅: 72 mm
  • 文字列: 48文字(全角24文字)

下部はマージンが設定されないので平文の出力時は改行を余分に行えば良いが、画像印刷時では自動的に空白は詰められる。

PDFなどの の印刷について

プレビューでの印刷時やlprコマンドにおいて-o fit-to-page指定の上印刷すると、およそ 4 mm右にずれる。ドライバの問題である。PDF作成時に幅を 72 mmで作成し、-o fit-to-pageなしで印刷すると原寸通りの見切れのない印字が可能である。

Rでの印刷関数実装においては、正確には 72 mm = 2.834 inch にして印字してもよいが、余白の設定や文字サイズ cex を考慮すると面倒なため、width, heightを 4 inch に指定し、mar だか mai 的に問題ないので 4 mm 右を見切れさせている。