出発日
空港へのアクセス
空港でチェックインを行うには出発時刻の遅くとも2時間前に行く必要がある。電車の遅延や渋滞など到着が遅れることも予想される。目安として2時間を提示しているが余裕を持って空港に向かおう。国際線では約40分を過ぎると荷物や機内食の積み込みが完了し、一切搭乗できなくなるので要注意だ。
成田空港へ
最近では羽田空港の国際線も活発であるが、まだまだ海外の航空会社などの就航はまだまだ成田が多い。成田空港へはシティエアターミナル、大規模な駅から出る空港直通バスがあるが、成田エクスプレス、京成スカイライナーの特急を含む鉄道がある、900円で東京駅から直通のバスも存在する。利用する航空会社によってターミナルが異なる。旅行会社からの案内やネットで調べておこう。
東京駅 (八重洲口) | JR成田エクスプレス | 約60分 | 2940円 |
JR快速エアポート成田 | 約90分 | 1280円 | |
シャトルバス(京成バス) | 約70分 | 900円 | |
新宿 (西口) | JR成田エクスプレス | 約80分 | 3110円 |
リムジンバス | 約100分 | 3000円 | |
横浜駅 (YCAT) | JR成田エクスプレス | 約90分 | 4180円 |
リムジンバス | 約100分 | 3500円 | |
京成上野・日暮里 | 京成スカイライナー | 約43分 | 2400円 |
羽田空港 | リムジンバス | 約80分 | 3000円 |
水天宮前(T-CAT) | リムジンバス | 約75分 | 2900円 |
主要駅やホテルなど | リムジンバス | 出発地による |
羽田空港へ
羽田空港へは、東京都心に近く交通の便も十分良い。
東京駅(八重洲口) | リムジンバス | 約50分 | 900円 |
新宿駅(西口) | リムジンバス | 約60分 | 1200円 |
品川駅 | 京急 快特/快特/急行 | 12分 | 400円 |
浜松町 | 東京モノレール | 約16分 | 470円 |
横浜駅 | 京急 快特/急行 | 約25分 | 440円 |
主要駅やホテルなど | リムジンバス | 出発地による |
搭乗
チェックイン(搭乗手続き)
出発フロアにて利用する航空会社や参加するツアーのカウンターに行き手荷物を預ける。ここから到着して受け取るまで預けた荷物には触れないので、最後にチェックするのも今のうちである。チェックインの際はe-チケットとパスポートを提示し、搭乗の手続きを地上係員が行ってくれる。席についての要望であったり、追加料金を払えば席をアップグレードできたりする。航空会社のマイル(Frequently Flyer Program)を提示する。ここで搭乗券とBaggage Claim Tag(手荷物引換証)を受け取り、決められた時間までに検査や出国手続きをとることになる。手荷物引換証は到着時に荷物が届かなかった場合や荷物を受け取る際に必要となるので搭乗券と一緒に持ち、捨ててはいけない。
チェックインを終えたら
荷物も気軽になり、面倒な契約などはここで行っておこう。例えば外貨両替や海外旅行保険の手続きなど。海外旅行保険はクレジットカードに付帯しているものを利用できる。持っているカードの保険ほ範囲を確認しておこう
- 自動付帯
- クレジットカードを持っているだけで自動的に補償が付く保険。
- 利用付帯
- クレジットカードを旅行に関与させることで補償が付く保険。旅行代金の支払いや空港までの交通費をカードで支払うことにより付帯する。例えば、JRの運賃(NEXは特急券売機、在来線はみどりの窓口)やタクシーの代金、京成スカイライナーの代金などをカード利用すれば良い。
カード会社やカードの種類などによって補償される項目は異なる。主なものは傷害による死亡・傷害による後遺障害・傷害疾病治療費用・賠償責任・携行品損害・救援者費用などが挙げられ、カードで保障されない項目があれば空港の保険カウンターで個別に申し込むこともできる。
また、レンタルのWi-Fiなどもセキュリティチェック前に受け取らなければならない。予約がなくてもレンタルできる場合もある。
セキュリティチェック(保安検査)
保安検査場では、金属探知機とX線による手荷物検査が行われる。検査に引っかかった場合はおとなしく保安員に従おう。サンプリング調査で検査が行われる場合もある。
検査前にはベルトを外し、手荷物からはPC、タブレット、ライターを取り出し、トレイに入れて検査を受ける。
税関・出国審査
出国審査を受ける前に税関がある。一般的な旅行では該当しないが、100万円を超える現金などの持ち出し、外国製の貴金属の所持者は手続きが必要になる。
出国審査では赤い線の待機ラインを超えないように順番待ちをする。パスポートをパスポートカバーから外し、搭乗券と一緒に審査官に提示する。パスポートに出国のスタンプが押され搭乗券と一緒に返却される。
クリーンエリア内
出国審査が完了すると日本国内であり日本国内ではなくなるエリアに進む。したがって、免税となり嗜好品などを安く購入できる。購入時には搭乗券を提示する必要がある。また、渡航先の免税範囲を超えない範囲で購入する必要がある。また、航空機の乗り継ぎがある場合は乗り継ぎの空港で再び検査を受ける可能性があるので、酒などは没収されてしまうかもしれない。よく調べるか、最後の乗り継ぎ地で購入しよう。なお、日本の免税店で買うタバコが一番と言っていいほど安い。
また、検査後のエリアで購入したものは航空機に持ち込みが可能である。航空機内は乾燥しており水分が必要となるのでペットボトルを買っておくと良い。(機内では客室乗務員に言えば提供されるが、地上移動中や離陸や着陸のシートベルトサイン点灯中は提供されない。)
免税品の買い物に夢中になるのも良いが、搭乗案内時刻や搭乗ゲートの位置を確認しておこう。空港内は広く移動に時間がかかる場合もある。搭乗口へは遅くとも出発時刻の30分前までに行く必要があるようだ。機内はもちろん禁煙なのでタバコともしばしお別れとなる。トイレも済ませておこう。基本的に航空機では地上滞在中はトイレは使用しない。
搭乗から出発まで
出発時刻の30分前ぐらいから機内への案内が始まる。はじめに乳幼児や障害者の案内、その後にFFPの上位会員やアッパークラス(ファーストやビジネス)の案内、やっとエコノミークラスの案内が始まる。搭乗時は搭乗券とパスポートが必要になる。
搭乗したら座席の上の物入れ、または前の座席の下に荷物入れる必要がある。基本的には手に抱えて離着陸を迎えることはできない。充電コードなどは前の座席の下やシートポケットに入れておこう。離陸に向かう前にスリッパなどの必要なものは先に出しておこう。
大概、国際線では各座席にクッション、ブランケット、ヘッドフォンは用意されている。毛布を使用する場合は毛布の上からシートベルトを締めよう。
出発時刻とは、飛行機のドアが閉まる時間のことでなかなか離陸にはならない。安全ビデオの上映や搭乗ゲートから滑走路に向かうまでの時間がかかる。シートポケットにある安全のしおりをよく確認しておこう。離着陸時はリクライニングやテーブルなどは元の位置に戻し、窓のシェードも開けていなくてはならない。飛行機のドアが閉まったらケータイなどの通信機器は機内モードしなければならない。以前と異なり電源は切らなくても良くなった。
非常時に備え、通路に荷物を置いてはいけない、また通路に足を出すのも通行の邪魔になる。海外の航空会社のCAは容赦なく荷物は蹴っ飛ばすとか。
離陸後
離陸後にシートベルト着用サインが消えても座席にいる限りはシートベルトは閉めたままでいよう。空の上では乱気流に入ってしまうこともある。航行中の速度は十分に出ているので、乱気流に遭遇しても飛行の安全性に影響はまずない。
長距離便であれば機内食は2回ほど提供される。食事は和食と洋食を選べ、事前にメニューが渡されたり、機内エンターテイメントに案内されていたりもする。飲み物はソフトドリンクの他にビールやワインなどのアルコールも無料で提供されるが、飛行機の中の気圧は低く酔っ払いやすいので気をつけよう。なお、気圧の低い状況では舌の味を感じる部分が弱くなり味が薄く感じるようだ。
機内エンターテイメントでは日本でのニュース番組やバラエティ番組、ドラマ、映画など様々なものが無料で視聴できる。機内案内のアナウンス時は PA in progress と表示され再生が一時中断されるが、アナウンスが終わると自動的に再生に戻る。機内のアナウンスは聞き落とさずしっかり耳を傾けよう。機内販売など免税価格の限定品販売などもあるので事前に確認しておこう。機内販売の化粧品は女性へのお土産でよく買うことが多い。
また、渡航先によっては入国カードの記入が必要となる。パスポート番号や宿泊先、滞在日数を記入することもある。日本語にローカライズされたカードとは言え、英語で書きましょう。
もし、緊急事態に遭遇してしまったら慌てず機内アナウンスを聞こう。ちなみに非常脱出時は手荷物は一切持たず、ハイヒールなどの鋭利な靴は脱がなくてはならない。ポケットのある衣服がオススメ。
着陸と着陸後
着陸の準備が始まるとトイレなどが使用が禁止される。高度と速度が下がると機体の揺れは大きくなるため、座席に座り、リクライニングなどは元の位置に戻す。着陸の順番待ちなどで旋回させられたりする。日本の航空会社では特になめらかな着陸が行われることが多かったりする。
着陸後は気持ちに余裕を持って航空機を降りよう。シートベルトサインが消えた瞬間に荷物を座席の上の物入れから取り出し、大体の人が立ち上がるので通路が混雑する。対して時間は変わらないので、ゆったり座っていよう。
入国審査と荷物引取
航空機から降りたら、到着(Arrival)または入国審査(Immigration)のサインに従い進んでいこう。もし、乗継便がある場合は Transit などの表示に進もう。入国審査ではパスポートを提示し入国カードが必要な国であれば一緒に渡す。滞在目的などを聞かれる場合もある。入国スタンプが押されれば入国審査は完了である。
入国審査が完了したら、チェックイン時に預けた荷物を受取る。荷物が破損していたり、荷物が出てこなかった場合は空港の職員に申告しよう。遅れて荷物が到着する場合などもあり、その場合ホテルへ届けてくれる。
そのあとは税関に申告する内容がなければ緑色のゲート(Nothing to declare)に進み、空港から出れる。
ヨーロッパでのシェンゲン協定内の移動であれば国内便と同じ扱いとなり、入国審査後に乗り換えとなる。
通常、乗り換えでは荷物は引き取らずに次の便に乗ることができる(スルーチェックイン)。